Googleの最新スマホ、Gooogle Pixel 6aが発表になりました。
日本ではGoogleストアと、キャリアモデルとしてはソフトバンクとauから購入可能です。
今回は、この Google Pixel 6aについて調べていきます。
兄弟機であるGoogle Pixel 6、前モデルである5a(5G)との比較、そして価格帯も近く人気・注目度の面でもライバルと言える、iPhone SE(第3世代)とXperia 10 IVとも比べてみましょう。
- Google Pixel 6aが気になる
- Google版とキャリア版どっちがおトクなのか知りたい
- iPhone SEやXperia 10 IVとの比較が知りたい
こんな方は、ぜひお読みくださいね
Google Pixel 6aの特長
Google Pixel 6aは、先行して販売されているPixel 6シリーズのエントリーモデルとして位置づけられます。
Pixel 6シリーズの基本性能をそのまま受け継ぎつつ、コンパクトな6.1インチボディに収めた、片手でも持ちやすいサイズ感が特長のスマホです。
- Pixel 6/6 Proと同じGoogle独自開発のGoogle Tensorプロセッサ搭載
- 1,080×2,400pxの6.1型有機ELディスプレイ搭載。リフレッシュレートは60Hz
- 1220万画素のメインカメラ、1200万画素の超広角カメラ、800万画素のインカメラ
- IP67の防水・防塵性能
- FeliCa/おサイフケータイ対応
- 画面内指紋認証
- 5G対応(Sub6)
- ワイヤレス充電には未対応
- ボディカラーは”Sage(セージ)”、”Chalk(チョーク)”、”Charcoal(チャコール)”の3色。
自社製Tensorチップセット搭載
スマホの頭脳にあたるチップセットは、米国Qualcomm社のSnapdragonなど、専業メーカーのものを採用することが多いのですが、Pixel 6aには、Googleが独自開発したGoogle Tensor(テンサー)チップセットを搭載しています。
チップセットを自社製とすることで、カメラの画像信号処理やセキュリティ機能、音声のテキスト化といった、AIによる自動処理を端末側でコントロールしやすくなります。
Gooogleが得意とするAI技術が惜しみなく詰め込まれた、最先端のチップセットです。
カメラ・ディスプレイスペックは控えめ
カメラは12.2MP広角と12MP超広角の2眼。望遠レンズは搭載されていません。
ディスプレイには2,400×1,080pxの有機ELを採用していますが、リフレッシュレートは標準的な60Hzにとどまっています。
基本性能としては十分なレベルを確保しつつ、コストダウンを図っているものと思われます。
質感高いボディ
ボディデザインは前機種Pixel 5aから大きく変わり、兄弟機であるPixel 6同様のシリーズ感を感じるデザインとなりました。
従来のプラスチックから強化ガラス製の素材となり質感は大きく向上。安っぽさはまったく感じません。
他のスマホとは異なる独自のデザインは、きっと所有感を満たしてくれることでしょう。
防水・防塵、おサイフケータイ対応
IP67の防水・防塵、そしてFeliCa/おサイフケータイに対応の日本市場をしっかり意識した製品仕様です。
生体認証は画面内指紋認証。画面をタップするだけでスリープ解除されるのはかなり便利です。
一方ワイヤレス充電には非対応。ここは全体的によくまとまった仕様の中で数少ない残念ポイントとなっています。
Google Pixel 6aの価格
Google Pixel 6sは7月28日から、Googleストアとソフトバンク/auから発売となります。
Google版もキャリア版もともにSIMフリーで、キャリアによる製品の差は全くありません。
- Google Pixel 6a
Google版 | ソフトバンク版 | au版 | |
---|---|---|---|
128GB | 53,900円 | 67,690円 (1,410円) | 53,270円 (1,210円) |
最安はau版
今回、価格が一番安いのはau版でした。
キャリア版の価格がメーカー版を下回るのはかなりめずらしいこと。世界的に円安の中、この価格設定はバーゲンプライスといっていいかもしれません。
スマホトクするプログラム
現金販売価格は53,270円。端末購入サポートである「スマホトクするプログラム」ご利用の場合、毎月1,210円(税込・23回)のお支払いです。
24回目の支払額は25,440円。このタイミングで端末を返却することで支払いが免除されます。その場合の実質支払額は27,830円となります。
スマホトクするボーナス
スマホトクするプログラムで購入した機種の分割支払金をau PAY カードでお支払いいだたくと、分割支払金総額の最大5%がPontaポイントで還元されます。
5G機種変更おトク割
対象機種への機種変更と同時に対象の料金プラン、対象の故障紛失サポートに新たにご加入または加入中で機種代金から16,500円(税込)割引、au Online Shopでご購入の場合、ご注文月の翌月下旬以降au PAY 残高に16,500円(不課税)相当還元します。
Google版はキャンペーン充実
Google版の価格は53,900円。月4,492円の 12回分割払いもご利用できます。
また、学生割引で10%引き。
さらに今ならGoogle Pixel 6a の購入で、ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds A-Series」 をプレゼント。さらに、Android スマートフォンを下取りに出すと、最大 40,000 円が戻ってくるキャンペーンを実施中です。
学生の方、キャンペーンの充実度ならGoogle版がおすすめです。
ソフトバンク版もおトク
ソフトバンク版の価格は67,680円。48回の分割払いで月1,410円のお支払です。
端末購入サポート「新トクするサポート」を利用した場合、最大24ヶ月分のお支払が不要になり、25ヶ月目に端末を返却した場合のお支払総額は33,840円になります。
Google Pixel 6a購入特典
ソフトバンク版のGoogle Pixel 6aご購入の方限定で、Google Playギフトカード5,000円分をプレゼントします。
Google Pixel 6aのスペック比較
Google Pixel 6aのスペックを理解するために、様々な機種と比較してみます。
Google Pixel 6/5aとの比較
| Pixel 6a | Pixel 6 | Pixel 5a |
---|---|---|---|
カラー | Sage Chalk Charcoal | Stormy Black Sorta Seafoam Kinda Coral | Mostly Black |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 60Hz | 6.4インチ 有機EL 90Hz | 6.34インチ 有機EL 60Hz |
画面解像度 | 1080×2400px | 1080×2400px | 1080×2400px |
サイズ | 71.8×152.2×8.9mm | 74.8×158.6×8.9mm | 73.2×156.2×8.8mm |
重量 | 178 | 207g | 183g |
CPU | Google Tensor (8コア) | Google Tensor (8コア) | Snapdragon 765G |
メモリ | 6/128GB | 8/128GB 8/256GB | 6/128GB |
カメラ | 12.2MP(標準) 12MP(超広角) 8MP(イン) | 50MP(標準) 12MP(超広角) 8MP(イン) | 12.2MP(標準) 16MP(超広角) 8MP(イン) |
OS | Android 12 | Android 12 | Android 11 |
バッテリー | 4410mAh | 4614mAh | 4680mAh |
通信規格 | 5G(サブ6+)/4G | 5G(サブ6)/4G | 5G(サブ6)/4G |
生体認証 | 画面内指紋 | 画面内指紋 | 指紋 |
防水・防塵 | IP67 | IP68 | IP67 |
ワイヤレス充電 | ー | ○ | ー |
バッテリーシェア | ー | ○ | ー |
FeliCa | ○ | ○ | ○ |
SIM | nanoSIM +eSIM | nanoSIM +eSIM | nanoSIM +eSIM |
USB端子 | USB-C | USB-C | USB-C |
イヤホン端子 | ー | ー | ○ |
価格(Googleストア) | 53,900円 | 74,800円 | 51,700円 |
まずは同じGoogle Pixelシリーズから、兄弟機種であるPixel 6、従来機種Pixel 5a(5G)と比較してみましょう。
この3機種を比較すると、カメラ、ディスプレイなどの仕様面で上位機種であるPixel 6との差が目立ちますが、従来機種であるPixel 5aと同等程度のスペックは確保されているのがわかります。
一方、プロセッサはPixel 6と同じTensorを搭載。これによりリアルタイム翻訳やボイスレコーダーの日本語文字起こしといった、Pixelシリーズの最新機能を体験できるようになっています。
入門モデルでありながらプロセッサは上位モデルと同じものを搭載することで処理能力を格段にアップ。画素数やリフレッシュレートといった数値面よりも「Pixelらしさ」を優先させる製品コンセプトが感じられます。
価格面でも、従来機種からの価格上昇はごくわずか。
全体的な製品の仕上がり具合・コスパともに満足できるレベルといえるでしょう。
iPhone SE(第3世代)との比較
| Pixel 6a | iPhone SE |
---|---|---|
カラー | Sage Chalk Charcoal | (PRODUCT)RED スターライト ミッドナイト |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 60Hz | 4.7インチ Retina Display 60Hz |
画面解像度 | 1080×2400px | 750×1334px |
サイズ | 71.8×152.2×8.9mm | 67.3×138.4×7.3mm |
重量 | 178 | 144g |
CPU | Google Tensor (8コア) | A15 Bionic |
メモリ | 6/128GB | 64・128・256GB |
カメラ | 12.2MP(標準) 12MP(超広角) 8MP(イン) | 12MP(広角) 7MP(イン) |
OS | Android 12 | iOS |
バッテリー | 4410mAh | 2018mAh |
通信規格 | 5G(サブ6+)/4G | 5G(サブ6)/4G |
生体認証 | 画面内指紋 | 指紋 |
防水・防塵 | IP67 | IP67 |
ワイヤレス充電 | ー | ○ |
FeliCa | ○ | ○ |
SIM | nanoSIM +eSIM | nanoSIM +eSIM |
イヤホン端子 | ー | ー |
同価格帯で最も売れている機種、iPhone SEと比較します。
こうして比較すると、iPhone とandroidという根本的な違いはあるものの、製品コンセプトは非常に近いことがわかります。
コンパクトなボディのエントリーモデルでありながら最新のプロセッサを採用して性能面での妥協がないこと、そしてコロナ禍でその存在価値が改めて見直された指紋センサーを搭載している点も似ていますが、Pixel 6aは最新の画面内指紋認証。より大画面で、画面タップのみでロック解除できる使い勝手が魅力です。
iPhone SEも魅力的なモデルですが、液晶画面などハードとしての設計の古さが気になります。
Pixel 6aは、iPhone SEの魅力に十分対抗できる「iPhone SEキラー」としての資質をもったモデルと言っていいでしょう。
Xperia 10 IVとの比較
| Pixel 6a | Xperia 10IV |
---|---|---|
カラー | Sage Chalk Charcoal | ブラック ホワイト ミント |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 60Hz | 6.0インチ 有機EL 60Hz |
画面解像度 | 1080×2400px | 1,080×2,520px |
サイズ | 71.8×152.2×8.9mm | 67×153×8.3mm |
重量 | 178 | 161g |
CPU | Google Tensor (8コア) | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 6/128GB | 6GB/128GB |
外部ストレージ | ー | ○(最大1TB) |
カメラ | 12.2MP(標準) 12MP(超広角) 8MP(イン) | 8MP(超広角) 12MP(広角) 8MP(望遠) 8MP(イン) |
OS | Android 12 | Android 12 |
バッテリー | 4410mAh | 5000mAh |
通信規格 | 5G(サブ6+)/4G | 5G(サブ6)/4G |
生体認証 | 画面内指紋 | 指紋 |
防水・防塵 | IP67 | IP68 |
ワイヤレス充電 | ー | ー |
FeliCa | ○ | ○ |
SIM | nanoSIM +eSIM | nanoSIM +eSIM |
イヤホン端子 | ー | ○ |
同じAndroidのライバル機種、Xperia 10IVとも比較します。
Xperia 10IVも発売以来大人気のモデルですが、その人気の秘密はスペック面でのバランスの良さにあります。
特筆すべきポイントはあまりないのですが、すべてにおいて「丁度いい」と感じるスペックは、Pixel 6aとも非常によく似ています。
両モデルの最も大きな違いはプロセッサ。上位モデルと同じTensorプロセッサを搭載し、処理能力に余裕がある点は、Pixel 6aのアドバンテージです。
そして両モデルとも上位モデルのテイストを踏襲したデザインを採用していますが、質感という点に置いてはPixel 6aに軍配が上がります。
側面のアルミフレーム、特徴的なカメラバーデザイン、強化ガラスで覆われた背面パネルなど、上位モデルと同じプレミアム感を演出している点はPixel 6aの美点です。
Google Pixel 6aまとめ
新発売となったGoogle Pixelのエントリーモデル「Pixel 6a」の特長について解説してきました。
- Pixel 6/6 Proと同じGoogle独自開発のGoogle Tensorプロセッサ搭載
- 1,080×2,400pxの6.1型有機ELディスプレイ搭載。リフレッシュレートは60Hz
- 1200万画素のメインカメラ、1220万画素の超広角カメラ、800万画素のインカメラ
- IP67の防水・防塵性能
- FeliCa/おサイフケータイ対応
- 画面内指紋認証
- 5G対応(Sub6)
- ワイヤレス充電には未対応
- ボディカラーは”Sage(セージ)”、”Chalk(チョーク)”、”Charcoal(チャコール)”の3色
- iPhone SE、Xperia 10 IVといったライバル比較でも魅力は十分
エントリーモデルながら中身は最新の自社製プロセッサを搭載。
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