【楽天＋mineoユーザーレビュー】楽天経済圏メリットと回線の弱点克服を両立するデュアルSIM運用！

楽天モバイルとmineoをデュアルSIMでお使いのユーザーさんにお話を伺いました。

楽天モバイル をお使いの方の中には、楽天ポイントが貯まる「楽天経済圏」にメリットを感じつつも、通信エリアの狭さに「つながりにくい」と不満を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが「デュアルSIM」運用。楽天モバイルの他にもう1 回線、サブ回線として別の格安SIMを契約する方法です。

デュアルSIM運用には、今契約中のキャリアを解約せずに不満点を解決できるメリットがあります。

この記事では楽天モバイルを契約中で、サブ回線としてmineoを契約し、「デュアルSIM」運用でお使いのユーザーさんに、契約の経緯やメリット・使い心地などをお聞きしました。

また、現在楽天モバイルをご契約中の方におすすめのサブ回線に使える格安SIMもご紹介します。

レビュー概要｜楽天モバイルにmineoをサブ回線追加

今回お話を伺ったのはしゅうさん。

30代一人暮らしの会社員の方で、年間350食の宅配弁当をたべる『宅配弁当オタク』として、インスタグラムやブログで情報発信をされています。

そんなしゅうさん、以前から楽天モバイルをご利用ですが、同時にサブ回線としてmineoもご利用中とのこと。

2回線も契約しては、価格が高くなって格安SIMのメリットがなくなってしまうのではないか？と疑問に感じますが、そのあたりのお話も含め、くわしく伺っていきたいと思います。

楽天モバイルにmineoを追加した理由は？

楽天市場をはじめとした楽天グループのサービスを利用すればするほどポイントが貯まっていくしくみは「楽天経済圏」と呼ばれ、ポイント活用をする経済意識の高いユーザーさんたちに大きく支持されています。

楽天モバイルは、携帯代金を節約しながら楽天ポイントが貯まる・使えるという経済圏メリットを大きく受けることができるため、大変人気なのはご存知の方も多いでしょう。

楽天モバイルは「バンド3（1.7GHz帯）」という比較的高い周波数帯を使って通信を行っています。高い周波数の特性として障害物の影響を受けやすく、ビルの中や山間部など、場所によって繋がりにくいことが多いのがウイークポイントです。

他の格安SIMが時間帯による混雑で繋がりにくくなるのとは、まったく原因が異なるのです。

そこでしゅうさんが選んだのが「楽天+mineo」のデュアルSIM運用。楽天のSIMをeSIMに変更して、空いたSIMスロットに2回線目のSIMを挿すことで、1台のスマホで2回線を使い分けることが可能になります。

しゅうさんはその2回線目にmineoを選ばれたそうです。

楽天+mineoで月1,265円通話・通信無制限！

mineoには通常のデータプランに追加できるオプションとして「パケット放題Plus」というものがあります。月額385円で1.5Mbpsの低速モードが使い放題。これを最も安いデータ通信専用の1GBプラン（月額880円）と組み合わせることで月額1,265円、低速ながら楽天モバイルより安く無制限回線を手にすることができます。

さらに通話は「Rakuten-Link」で完全無料。楽天+mineoのデュアルSIM運用は、通話も通信も無制限で使える「神回線」として回線マニアの間で有名になった手法です。

mineoの申し込みは難しくなかった？

楽天モバイル＋mineoのデュアルSIM運用。申し込みは難しくなかったでしょうか？

デュアルSIMで運用する場合の手順はおおよそこんな感じです。

楽天モバイル値上げ！でも解約しない理由とは？

楽天モバイルは2022年7月に新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」に移行、1GBまで無料で使えていたのが一気に最低価格1,078円に。

3GBまで同価格で使えるとはいえ、しゅうさんのように楽天回線をあまり使わない運用方法では単純な値上げになってしまっています。

月額1,265円から2,343円に値上げになったことで、今でもコスパが良いと言えるのか、ちょっと気になるところではあります。

そこでしゅうさんには、mineoアプリからご利用データ量を調べてスクショを撮っていただきました。

mineoのユーザーアプリ「mineoアプリ」では、無制限で使える低速モードで使ったデータ量を、過去3ヶ月分、1日ごとに調べることができます。

しゅうさんの場合、1ヶ月のデータ使用料はおよそ10GB。さすがに2〜3GBだった場合は他の格安SIMへの乗り換えも検討したいところですが、10GBも使っているのであれば今のまま「楽天＋mineo」運用でも問題なさそうです。

でもせっかくの使い放題プランですから、外出先で動画とか見まくるなど、思い切り楽しんでいただきたいですね。

mineoを使ってみてどうだった？

それではしゅうさんに、mineoを使ってみての感想をお聞きしましょう。

実際に速度を測っていただいたのが次の表です。

楽天モバイルとmineoの通常モード、低速モードをいくつかのシチュエーションで比較していただきました。

下り速度	楽天モバイル	mineo(通常)	mineo(低速)
平常時	7.9Mbps	16Mbps	1.6Mbps
お昼12時	1.4Mbps	2.9Mbps	1.6Mbps
地下	計測不可	4.5Mbps	1.2Mbps

楽天モバイルが地下ではまったく通信できていないのに対し、mineoの低速モードでは、時間帯や地下でも影響されずに速度がキープされているのが印象的です。

また、楽天やmineo通常モードの速度が下がるお昼の時間帯も、速度が下がりすぎないようにがんばっている様子が感じられます。

必要最低限レベルの速度ではありますが、この安定感は大きな魅力ですね。

楽天＋mioneoはどんな人におすすめ？

まさにしゅうさんのように、楽天経済圏メリットを活用しているけれど、回線品質に不満という方にとってはいいプランの組み合わせです。

速度こそ1.5Mbpsと控えめですが、スマホでのYouTube動画も難なく楽しめる速度です。楽天モバイルと同じ「無制限」プランとして考えると、かなり使い勝手の良いプランですね。

楽天＋mioneが向いていない方は？

逆に楽天＋mineoが向いていない方はどんな方でしょうか？

確かに「楽天に居続ける理由」があまりない方は、値上げとなった今は乗りかえを検討してもいいかもしれません。

月1〜3GB、あるいは3GBを少し超えてしまうような方にとっては、今や楽天モバイルはベストな回答とはいえません。

楽天モバイルは3GBまで月額1,078円ですが、今やこれより安いプランは他にもあります。また3GBを超えると一気に千円アップしてしまうので、3GBで足りないという方も乗り換えを検討してもいいでしょう。

当サイトでは、月額1,000円以内で使える格安SIMもご紹介しています。ご興味のある方はあわせてご覧ください。

mineoのサービス内容

ここで改めて、mineoのサービス内容について軽く解説します。くわしくは別記事もご用意していますので併せてお読みください。

楽天サブ回線におすすめの格安SIM

実は、今回お話を伺ったしゅうさんの「mineoデータ1GB&パケット放題Plus」は、現在新規受付を終了しています。また、楽天モバイル自体も0円での運用ができなくなったため、しゅうさんがご契約された当時と現在ではだいぶ状況が異なっています。

そこで、現在の楽天モバイルのプラン「Rakuten-UN-Limit VII」とデュアルSIM運用できる、おすすめのサブ回線格安 SIMをご紹介します。

まとめ｜mineoは楽天やめない派におすすめ

楽天モバイルとmineoをデュアルSIMでお使いの、しゅうさんにお話を伺いました。

無料期間が終わったしまった、回線品質に不満があるなど、楽天モバイルに不満を持ちつつも、楽天経済圏のメリットが大きいため乗り換えをためらっている方には、今回お話を伺ったしゅうさんのような「デュアルSIM」運用がおすすめです。

今回ご紹介したmineoの低速無制限オプション「パケット放題Plus」は、低速ながら無制限のサービス。楽天モバイルの通信品質に不満を持っていて、かつ比較的データ量を多く使う方におすすめの方法です。

あまりデータを使わないという方には、先ほどご紹介した他のサービスとの併用を検討してみてください。

また、楽天からの乗り換え、他のサービスも気になるという方は、こんな記事も参照ください。みなさんにとって最適な格安SIMを選ぶヒントになるでしょう。

この記事がみなさんの格安SIM選びのお役に立てれば幸いです。