「ソフトバンクのSIMには罠が仕掛けてある?」ソフトバンクのAndroid用SIMには「IMEI制限」がかかっていて、他社端末に差し替えて使うことができません。どうすれば使えるのか?この難問の答えは4つ(5つになりました)。ひとつひとつ実際に試してみましたよ。
<2020年2月に、他の記事とまとめ大幅加筆・修正させていただきました>
- ソフトバンクのAndroid機種を契約中の方
- 「スマホデビュー割」「スマホデビュープラン」等の割引を維持したまま機種変更したい方
- 現在持っているソフトバンクスマホのスペックが低いので、契約変更せずに新しい機種に替えたい方
ソフトバンクAndroid機はSIMの差し替えができない?
現在、各キャリアのスマホは端末代金を一括で購入した場合、即日SIMロック解除が可能となっています。
これは総務省の強い指導のもとそうなってきたわけですが、この恩恵により、好きな端末を好きなキャリアのSIMに差し替えて使うことができるようになりました。
しかしソフトバンクの場合は少し様子が違います。
まず、ソフトバンクはiPhone用とAndroid用の大きく2種類(実際にはもっと細かい)のSIMが用意されています。
そして、iPhone用は特に問題ないのですが、 Android用のSIMにちょっとしたワナが仕掛けてあるのです。
ソフトバンクのAndroid端末用SIMには、IMEI情報(個体識別情報)が書き込まれていて、それに合致しない他社の端末では通信ができない仕様になっているのです。
その結果
- ソフトバンクiPhone SIM + SIMロック解除済み他社iPhone → ○利用可能
- 他社のSIM + SIMロック解除済みソフトバンク端末 → ○利用可能
- ソフトバンクAndroid SIM + SIMロック解除済み他社Android端末 →︎ ×利用不可
ということになっています。
なんだかおかしな話ですよね?
iPhoneとAndroidの2種類のSIMがあるのはなんとなく理解できます。
iPhoneの場合は、他社(SIMロック解除済み)端末との互換は確保されているようですが、
Androidの場合は、たとえAndroid同士であっても他社製品との互換はなし。
ソフトバンク同士でもAndroid SIMとiPhone SIMは互換なし。
総務省もまさかこんな手の込んだ仕様になっているなんて、気付いていないのでしょうか?
このソフトバンクのSIMの問題、普通はこんなこと気にする必要はないのですが、使っている機種が気に入らないとか、壊れてしまったといった理由で、回線契約を維持したまま他の機種に換えたいという場合に、少し困ったことになるのです。
私自身も、そんな「少し困ったことになった」ひとりでありました。
そういうわけでSoftbankのAndroid SIMはどこまで流用可能なのか?
SoftbankのAndroid SIMを他社端末で使うことはできないのか?
実際に色々試してみましたので、そのご報告をさせていただきます。
当記事では、これまでソフトバンクのAndroid SIMのIMEI問題について、さまざまな方法で回避方法を探ってきましたが、2022年、ついに「これで解決」といえる結論に達しました。
下記に過去の変遷がいろいろ書いてありますが、手っ取り早くコチラをご覧いただければ解決する方も多いかと思います。
【素材】SoftBank「スマホデビュー割」Android 回線
今回使ったのは当ブログ管理人(とんじる)がメインで使っている回線です。
2018年6月に、今は終了した「スマホデビュー割」でAndroidスマホ「HTC U11」をなかなかの激安維持費で手に入れることができました。
この契約は2年縛りはありますが、次に機種変更するまでは、5分間通話と1GBがついて月額1,980円で使い続けることができます。
さらに、2年契約が満了になる2020年6月までは各種割引が適用されて、毎月200円程度で維持できている「お宝回線」です。
回線としては「お宝」なのですが、残念なことに端末がイマイチ気に入らなかった。
回線の特典を維持したまま、他の端末に変更できないか?そう考えたのがこの件の経緯になります。
実験 1. SoftBank Android SIMをそのまま他社の端末に差してみる
まずはウワサにある「SoftBankのAndroid SIMは他社製端末に差しても使えない」を確認するために、SIMをそのまま差してみます。
1-1 SIMロック解除済みのAndroid端末に差してみる
実験台として使ったのはSIMロック解除済みのGalaxy S7 Edge。下記のAPN設定を入力して起動します。
- APN名:plus.4g
- ユーザー名:plus
- パスワード:4g
結論から言いますと、まったく使えない訳ではありません。
通信はウワサ通りできませんが「通話」は可能です。SMSも可能でした。
1-2 SIMロック解除済みのiPhoneに差してみる
そして後日、もうひとつの実験として、このSIMをSIMフリーのiPhoneに差してみました。
差し替えに使ったiPhoneはSIMフリー版のiPhone 11 Proです。
こちらもAndroid機と同様、通話ができました。しかも上の写真をみていただくと分かる通り、「3G」でつながっているのが確認できます。
「メール」アプリに未読メールのバッジあって、一見通信できているようですが、これは起動した時にうっかり家のWi-Fiに繋がってしまったためです(紛らわしくてスミマセン)。
SMSもできました。こちらも家のWi-Fiを拾ってしまってます(すみません)が、SMSの送受には関係ないはずです。
SoftBankのAndroid SIMを他社の端末に差した場合、「通話○/通信×」という状態になるのは、「4Gではつながらないが3Gではつなかっている」ということのようです。
家のWi-FiやポケットWi-Fiでデータ通信を行えば、何もしないで他社製端末につないでも「一応」使うことは可能です。
ただし3Gの電波は2020年以降停波になることが発表されていますので、いつかは使えなくなることは頭に入れておいてください。
- SoftBankのAndroid SIMをそのまま他社端末に差しても通信は行えない
- 通話とSMSは可能。しかし3Gで繋がっているのでいつかは使えなくなる
- SIMフリーiPhoneでも同様の結果
ポケットWi-Fiで通信すればしばらくは使えそうね
実験 2. SoftBank Android SIMが使える中古端末を探す
SoftBankのAndroid SIMを他社の端末に差しても通信は行えません。
やはりスマホですから「自力」で通信できてなんぼのもの。今の契約を維持したまま他の端末を使いたい。
この記事をお読みの方は、こんなお悩みを持ってこのサイトに来ていただいたのではないでしょうか?
SoftBankのSIMを使うには「SoftBnakのSIMが使える端末」を探せばいいのです。
そして、現在お使いの端末のSIMと互換のある機種は、ソフトバンクの公式サイトに案内があります。
2-1 SIMの互換をWebで確認する
ソフトバンクのAndroid SIMの互換については公式ホームページに記載があります。載っていない機種についてはカスタマーサポートに電話して聞いてみましょう。
ソフトバンクカスタマーサポート(午前9時から午後8時まで)
- ソフトバンク携帯電話から:157(無料)
- 一般電話から:0800-919-0157(無料)
2-2 適合する中古端末(白ロム)を探す
当サイト管理人は当時、上記の公式サイトの存在を知らなかったので「あてずっぽう」で好みの端末を買う、という暴挙に出ました。
これは何かと罠の多いソフトバンク端末を攻略する上では禁じ手といっていい行為ですので、読者の皆さんは決して真似せず、公式で互換性のある機種を確認してから購入してください。
下調べもせずにつっこむのはあの豚の悪い癖ね
さて、このとき選んだ機種はHUAWAIのMate 10 Pro。
これの白ロム(SIMの入っていない本体のみ端末)を探すわけですが、当時はまだ発売間もない時期だったためさすがに数が少なく、見つけたとしてもすぐに誰かに買われてしまう状態でした。
管理人の白ロム選びの基準は「未使用」「ネットワーク利用制限○」「SIMロック解除済み」でしたが、探してみたところノーヒット。残念ながら条件に合致する製品はみつけることができませんでした。
ただし今回はソフトバンクSIMを使うのが前提なので、SIMロック解除は不要です。
ネットワーク利用制限についても「赤ROM保障」の業者さんからであれば「△」も可としました。
その結果、「SIMロック未解除」ですが「未使用」「ネットワーク利用制限○」の703HWを「イオシス」から購入できました。
白ロムとは?
回線契約を伴わない、SIMの入っていない本体のみの端末のこと。中古品と考えていいですが「未使用・新品」というものも多いです。必ずしも「SIMフリー」とは限らないのでご注意。
SIMロック解除とは?
日本の大手3キャリアは、他社への顧客の流出を防ぐためにスマホ本体に「SIMロック」をかけて、他社のSIMを読み込めない状態で出荷しています。
現在は本体一括購入の場合は即日、分割購入時も101日目以降SIMロックの解除が可能となっています。以前は SIMロック解除は契約者本人しかできなかったのですが、現在は「ネットワーク利用制限○」の端末であれば、キャリアショップ持ち込みで誰でもロック解除可能です。
SIMロック解除は端末とSIMのキャリアが異なる場合は必須ですが、今回のように同じキャリア同士の場合は必ずしも必要ではありません。
解除済み端末は価格も高額な場合が多いので、あえてロック解除していない物を買って、必要に応じて後日キャリアショップにて手続き(手数料3,000円程度)してもいいでしょう。
ネットワーク利用制限とは?
白ロム機はもとはキャリア契約に紐付いた端末なので、端末代金が未払いの場合など、ネットワーク利用が制限される場合があります。端末代金一括購入の場合は利用制限がかかる心配がありませんから「○」。それに対し「△」は、割賦で端末代が支払われている機種のこと。元の購入者が支払いを途中でやめてしまった場合、ネットワーク制限がかかり使えなくなってしまう危険性があります(この状態を「赤ロム」といいます)。「△」の端末を購入する場合は、赤ロムになってしまった際も保障してくれる業者さんから購入することを強くお勧めします。
今回購入したイオシスは完全赤ロム保証。信頼できるお店であれば、あえて値段の安い「△」を狙うというのもアリですね。
\「けっこう安い。」でおなじみの中古スマホショップ!/
登録不要!Amazonアカウントでお買い物可能!
2-3 購入した端末にSIMを差す
それではGalaxyではダメだったソフトバンクSIMを、ソフトバンク版 HUAWAI Mate 10 Pro(703HW)に入れてみます。
無事、アンテナが立ちました。通話もSMSも、4G通信もできます。
この後も使い続けていますが、費用面も変わらず「スマホデビュー割」割引も継続しながら使い続けています。
「my SoftBank」のご利用機種欄はU11のままなのよね
ちなみに管理人が試した今回のケース、HTC U11とHUAWAI Mate 10 ProはSIMの種類が違います。
- HTC U11:NFC nano USIMカード
- Mate 10 Pto:nano USIMカード
違うのですが、問題なく動作していることと、それぞれのSIMの名称から推察すると、ソフトバンクのSIMはNFC(おサイフケータイやSuicaなどの規格)対応の有無でSIMを使い分けているようです。
Mate 10 Proはおサイフケータイ未対応の機種なので、SIMが対応していてもNFCは使えません(あたりまえ)。
「逆もまた真なり」で、Mate 10 ProのようなNFC未対応機種のSIMを、U11のようなNFC対応機種に差しても使えない、ということになります。
結果的にはその他の機能は使え「そう」ということにはなりましたが、ご参考程度にとどめておいてください。
あくまで「自己責任」でお願いしますね❤︎
- SoftBankのAndroid SIMと互換性のある機種を公式サイトで確認
- 白ロムは「SIMロック解除」不要。「ネットワーク制限○」が望ましい
実験3. IMEI制限のかかっていないSIMに交換する(持ち込み機種変更)
さて、HTC U11からHUAWAI Mate 10 ProにSIMを差し替えて、問題なく快適に使い続けていましたが、もうひとつ試してみたいことがありました。
それは「他社製SIMフリー端末への持ち込み機種変更」です。
持ち込み機種変更することで、ソフトバンクの機体固有情報(IMEI情報)の書き込まれていない「ロックのかかっていない」SIMに交換することが可能です。
3-1 Android端末用「マルチUSIMカード(F)」
このソフトバンクのAndroid SIM問題に関する記事でよく登場するのが「マルチUSIMカード(F)」というSIM。
IMEI制限のかかっていない、SIMフリー端末で使えるSIMに持ち込み機種変更をするときに使われるSIMのようです。
「マルチUSIMカード(F)」を使った持ち込み機種変更の特長として、月月割や「スマホデビュー割」、販売店独自の施策による割引もそのまま継続される、という話が報告されています。
しかしこの「マルチUSIMカード(F)」。他社製SIMフリー端末でソフトバンクAndroid SIMが使えるようになる一方で、けっこう大きなデメリットが確認されています。
公式キャンペーンが使えない
「マルチUSIMカード(F)」に変更すると、ソフトバンクの公式キャンペーンや特典が、ほとんど使えなくなってしまいます。
まず非常に大きな影響としてスマートログインができないこと。
それに伴い、ソフトバンクユーザーであれば無条件で手に入ったYahoo!プレミアム会員特典、Yahoo!ポイント10倍、CYBER SUNDAYといったソフトバンク公式キャンペーンがほとんど適用外となってしまいます。これは大きな痛手ですね。
少々お待ちくださいね
iPhoneでは使えない
「マルチUSIMカード(F)」のAPN設定は下記の通り。
設定値を見る限りAndroidのAPNと似てますね。もともとAndroid用のSIMということなので、iPhoneで使えるとは考えづらいです。
3-2 SIMフリーiPhone用「nano USIMカードA(C2)」
上記のお話は「ソフトバンクのAndrod」から「他社製(SIMフリー)Android」への持ち込み機種変更の場合です。
では、SIMフリーのiPhoneの場合はどうなのでしょうか?
ネットをみていくと「iPhone専用nano USIMカードA (C2)」というものの存在が確認されます。
iPhone SIMの場合はもともとIMEI制限はかかっていないため、一旦iPhoneへ持ち込み機種変更してから、Android機に差し替えることができれば、ひょっとすると「スマートログイン」も維持したままSIM交換が可能かもしれません。
さすがに話が込み入ってきたので、ここは公式のチャットサポートに聞いてみることにしました。
「契約のタイミングにより条件が異なる」とのこと。
そのまま契約情報を確認する画面に移行。認証を行います。
こういうプロセスが発生することもあるので、<br>契約中のスマホからアクセスすることをオススメします。
「デビュー割の継続可能」「スマートログイン継続可能」との回答をもらえました。
理想的な回答です。
この情報を持ってソフトバンクショップにて手続きを行うこととしました。
店頭での「言った言わない」を防止するためにチャット画面のスクショを残しておきましょうね
3-3 手続きの方法
手続きには以下のものが必要になります。
- 契約中のソフトバンクAndroid SIM(いらないこと多し)
- 使いたい他社製端末( SIMロック解除済み/技適マークのあるもの)
- 本人確認書類(運転免許証や保険証など)
- 事務手数料3,300円(税込)→翌月の請求に合算
これらを準備して、ソフトバンクショップにて手続きを行ってください。
3-4 手続き上の注意点
基本的にソフトバンク公式ホームページに載っている手続きなので、ショップに行けば手続きは可能です。
ただ、かなり特殊な手続きのため、ショップ店員さんが慣れていないことが多いようです。また、肝心のSIMカードの在庫がないという場合も多く、一週間以上待たされたという報告も多いですね。
実はソフトバンクショップには販売代理店とキャリア直営店の2種類があります。
代理店が経営するショップにはこういった特殊なSIMは在庫していないことが多いため、できればキャリア直営のショップにて手続きするのがいいでしょう。
宮城県 ソフトバンク仙台クリスロード
東京都 ソフトバンク銀座
東京都 ソフトバンク表参道
東京都 ソフトバンク渋谷
東京都 ソフトバンク東京駅グランルーフフロント
東京都 ソフトバンク六本木
愛知県 ソフトバンク名古屋
大阪府 ソフトバンクグランフロント大阪
あらかじめ「来店予約」で要件を伝えておくことをオススメします
3-5 ソフトバンクショップで持ち込み機種変更手続き
それでは実際に手続きを行ってきたのでレポートします!
SIMフリーiPhoneへの持ち込み機種変更手続きはソフトバンク渋谷で行いました。
店舗に直接電話して来店予約。ネットでは翌日以降の予約しかできませんが、店舗に電話すれば当日の空きを確認してくれます。
その際、「ソフトバンク契約のAndroidからSIMフリーiPhoneに持ち込み機種変更したい。スマホデビュー割やスマートログイン等の特典が付与されたままSIMの変更可能なことはチャットサポートで確認済み」と伝えたところ、問題なさそう。
SIMの在庫もあるとのことで、当日の夕方の予約を取り、ショップへ訪問しました。
10分ほどで案内され、手続き自体はスムーズに行われました。
やはり事前の確認がしっかりできていると違いますね。
必要書類は本人確認書類(運転免許証等)、持ち込み機種変更するiPhoneだけです。
手数料は3,300円(税込)、翌月の請求に合算されます。
ついでに以前から使っていた白ロム購入したMate10 ProのSIMロック解除もお願いしました。
中古で購入した端末も「ネットワーク利用制限○」であればロック解除可能になりました。
ただしネットではできないため、こうして店舗に行った際に一緒に手続きしてしまいました。
こちらも手数料は3,300円。ただし現金でその場で精算です。
- 他社SIMフリー端末の持ち込み機種変更でIMEI制限のないSIMに交換可能
- 白ロム対応SIMはAndroid用とiPhone用の2種類あり。iPhone用ならスマートログイン継続可能
- 「スマホデビュー割」等の特典引継ぎは契約時期によって可否がある模様。チャットサポートで要確認
- 持ち込み機種変更はSIMの在庫を確認して直営店で行うのがおすすめ
\ソフトバンクで最新スマホに機種変更!/
送料無料!24時間受付!
実験4. 交換したiPhone SIMをAndroid端末に差してみる
iPhoneへの持ち込み機種変更が完了しました。
しかし本来の目的は「IMEI制限のかかっていないAndroid SIMを、各種特典付きのまま手に入れる」ことなので、このSIMがAndroid端末で使えるかを確認する必要があります。
これがクリアできれば完璧です。
APN設定は公式にはアナウンスされていませんが、ネット上で検索入手できる下記の設定で試してみます。
- APN名: jpspir
- ユーザー名: sirobit
- パスワード: amstkoi
- 認証タイプ: PAP
SoftBankのSIMフリーiPhone用「nano USIMカードA(C2)」を、SIMロック解除したAndroid端末に差して起動したところです。
SoftBankの4G LTEを掴んでいるのがおわかりでしょうか。
この画面では確認できていませんが、「スマートログイン」およびYahoo!プレミアム会員特典、Yahoo!ポイント10倍、CYBER SUNDAYといったソフトバンクユーザー特典もそのまま継続できています。
これで各種割引を適用したまま、他社SIMフリー端末でも使えるSIMが手に入りました。
おそらくこれが、「ソフトバンクのAndroid SIMは他社端末で使えない?」という疑問に対する完全回答ではないかと自負します。
【注意】テザリングができない!
SIMフリーiPhone用「nano USIMカードA(C2)」を、SIMロック解除したAndroid端末に差して使った場合、テザリングができない旨の報告を読者の方からいただきました。
当記事では執筆時、テザリングについて確認できていなかったため、記載そのものを行なっておりませんでしたが、中途半端な内容で誤解を招くこととなってしまったかもしれません。
ここにお詫びして加筆させていただきました。
「完全回答」が聞いて呆れるわね
- SB公式に案内はないがiPhoneのSIMはAndroidで使用可能
- スマートログインほかユーザー特典も維持
- 他社製SIMフリー端末(iPhone/Android)でも利用可能
実験5:最新機種に機種変更/もしくはSIM交換(これで解決)
SIMフリーiPhoneに持ち込み機種変更をして、非公開APNをあてれば他社のAndroidでも通信できるようになります。
しかし「テザリングができない」というご報告を読者の方からいただき、自分のSIMで確認してみたところ確かにその通りで、テザリングオプションに加入していても実際にはできない、という状態でありました。
ソフトバンクは2022年を目処にIMEI制限を撤廃する、という話もあり、公式発表を待っていましたが今のところ何の発表もありません。
そんな中、他サイト様で「最新のSIMはIMEI制限なくなってる?」という記事が散見されてきたため、当サイトでも実際に検証することにしました。
BALMUDA Phoneの投げ売り機種変更に突入
ちょうど運良く、BALMUDA Phoneの投げ売り情報をキャッチしたため、最寄りのソフトバンクショップに赴き、機種変更をしてきました。
「新トクするサポート」を利用して25ヶ月目に返却すれば、端末代月1円×24回の24円で2年間使えるという、最近量販店でおなじみのパターンですが、この案件機種変更も対象という、ちょっと頭おかしいんじゃないかレベルの過激さであります。
まあそれはいいんですが、端末も無事購入し帰宅。設定もそこそこに早速SIMを引き抜いて、他社Andoroid端末に差してみます。
すると、なんということでしょう!
特に何の設定もいらず、普通に通信できてしまいました。テザリングもOKです。
最新のAndroid SIMはIMEI制限かかっていないようです。
これで、長くかかっていたソフトバンクのAndroid SIMのIMEI制限の問題も解決と思われます。
ソフトバンクのAndroid SIMを他社で使いたい場合は、最新機種に機種変更すればOKです。
ただし、料金プランは現行のものに変更する必要があります。
過去の「スマホデビュー割」などのプラン・特典をそのまま引き継ぎたい、というような場合は「実験4」のSIMフリーiPhoneへの持ち込み機種変更を検討されてもいいかもしれません。
でも、レアケースよね
オンラインショップでSIMのみ購入がおすすめ
さて、当サイトの管理人はソフトバンクショップで機種変更したため、機種変更手数料がかかってしまいました。
でも、かしこい皆さんは、自宅受け取りで手数料無料のオンラインショップで購入しましょう。
ソフトバンクオンラインショップではSIMのみ購入も可能。今なら(いつまでか不明ですが)SIM発行手数料も無料です。
無理に端末購入せず、オンラインでサクッと無料でSIM交換しちゃいましょう。
ソフトバンクオンラインショップでSIM交換する方法
- ソフトバンクオンラインショップの SIM一覧ページにアクセス
- 「iPhone、Google Pixel、スマートフォン向けSIM」を選択
- 「今の電話番号をそのまま利用する」「ソフトバンク機種変更」「20歳以上」を選択
- 「Android」「その他」を選択(iPhoneで使いたい場合は「iPhone」)
- IMEIを入力
- 料金プランを選択
- 料金を確認し、購入手続きへ
まとめ
それでは今回の話をまとめます。
- ソフトバンクのAndroid SIMは他社SIMフリー端末では「通信」が行えない
- 中古購入したソフトバンクスマホにSIMを差し替えて使うことができる(オススメ)
- 「持ち込み機種変更」でIMEI制限を解除したSIMに交換できる場合もある
- iPhoneに持ち込み機種変更すればAndroidでも使え、各種特典も継続可能
- オンラインショップで、最新のIMEI制限のないSIMに無料で交換
長くにわたってソフトバンクユーザーを苦しめてきた「IMEI制限」の問題も、ひとまず解決の糸口が見えました。
まだ、iPhone用、Android用と種類が分かれているのが難点ですが、それでもだいぶマシになったのではないでしょうか?
この記事が、みなさまのお役に立てれば幸いです。
\「けっこう安い。」でおなじみの中古スマホショップ!/
登録不要!Amazonアカウントでお買い物可能!
\ソフトバンクで最新スマホに機種変更!/
送料無料!24時間受付!